About Begi

Begi は「見る」と「発見する」から
生まれた文化ブランドです。

その名はバスク語の「眼」に由来し、
私たちの原点を象徴しています。
観察する眼で世界の細部を捉え、
見たもの・感じたものを
文化の体験へと変えていくこと。
私たちは、文化は壮大な歴史や
芸術作品だけにあるのではなく、
日常のささやかな瞬間にも潜んでいると信じています。
湯気立つ茶の香り、職人の手仕事の痕跡、
大地が育む風味や習慣。
そうした一見平凡なひとときこそが、
文化のほんとうの鼓動なのです。

選品 Selection
島嶼の手感と風景

Begiの選品は「観察」から始まります。素材・工芸・時間への観察を通じて、台湾の風土を体現する創作を探し求めています。茶葉、酒、陶器、布、香り— それらは単なる商品ではなく、生活に息づく文化の言葉です。ひとつひとつの選択を通して、私たちは島嶼の「手触り」を伝えたい。それは山と海の間の温度であり、職人の呼吸でもあります。

台湾料理 Taiwanese Cuisine
風味は文化の言葉

料理はもっとも直接的な文化表現です。Begiには台湾出身のシェフが在籍し、島の食材と風土を出発点に、台湾の文化・記憶・味覚を表現しています。異国の地で、台湾料理が見られ・理解される機会をつくり、ともに味わう時間を通して台湾の深みと温もりを届けます。

メディア文化 Media & Culture
見つめ、伝える

文化は創造されるだけでなく、「見つめ、伝える」ことでも育まれます。Begiは映像・文章・展示を通じて台湾の風景を記録します。職人の手仕事から、食卓での対話まで。文化を記録にとどめず、理解と共感へとつなげる— それがBegiの目指す「島嶼の文化伝達」です。世界がBegiを通して台湾を見つめるきっかけになりますように。

私たちの商品は、ただの台湾茶酒や工芸品、
生活の選りすぐりではありません。

それは、風土と記憶を宿す 「文化の器」 です。
Begiのチームには、デザイナーやキュレーターだけでなく、料理人もいます。
彼らは実際にレストランや土地に入り込み、
料理を通じて交流を紡ぎ、食卓を文化の架け橋に変えていきます。

Begiが目指すのは、モノを文化への入口に変えること。
ひとつの品が、新しい探訪をひらき、ひとつの会話が、風味の余韻を延ばしていく。
多様なかたちを通して、台湾の感覚の風景を日本へ、そしてさらに世界へとつなげていきたいと考えています。

文化は、見つめることから始まる。

山と海のあいだ、稲田と茶園の光のゆらぎの中で、台湾の文化は静かに花開く。
Begiは、その日常を感覚の体験へと変える。
文化の温もりを宿す品々、土地の物語を語る料理、
境界を越えて文化を届けるメディアとデザイン。

私たちは信じています。ひとつの視線は、世界との対話であることを。
台湾の感覚をともに遠くへ運び、文化をより広い大地へとつなげていきたい。