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風味の起点は、茶園の日常にある。

2026.02.10

今号の Begi Journal では、
都市から出発し、風味が生まれる場所へと立ち返ります。
台湾の料理や食文化は、
ある一瞬で完成したものではありません。
市と土地のあいだで、
日々の暮らしの積み重ねによって、
少しずつ形づくられてきたものです。
Begi にとって、
風味を理解することは、その起点へ戻ること。
だから私たちは、茶園を訪れました。

嘉義・茶園

茶園は、起伏のある山あいに広がっています。
斜面の向き、日照、湿度に応じて、
地形に沿うように茶畑が続き、
意図的に整えられた景観ではありません。

この地では、気候の変化がはっきりと現れます。
霧は早く立ちのぼり、
風は山肌をそのまま抜けていきます。
光、気温、湿度のわずかな違いが、
一日の中でも絶えず茶葉の状態に影響を与えます。

茶農の日々の仕事は、
その瞬間の環境を読み取り、
判断を重ねること。
摘むかどうか、いつ手を止めるかは、
すべてその日の条件次第です。

茶園,位於山勢起伏之間。
茶園順著地形展開,回應坡向、日照與濕度,而非刻意整理出的景觀。

這裡的氣候變化明顯。
雲霧升起得早,風直接穿過山坡。
光線、溫度與濕度的細微差異,會在一天之中不斷影響茶葉的狀態。

茶農每天做的工作,是根據當下的環境,反覆判斷。
是否採摘、何時停手,都取決於當天的條件

味わいは、時間の中で形づくられる

茶の風味は、
ある瞬間に突然生まれるものではありません。
環境と時間が交差する中で、
少しずつ蓄積されていきます。

斜面の向き、光、湿度の違いが、
一枚一枚の茶葉に微妙な差を生み、
その積み重ねが、
味わいの奥行きと層をつくります。

茶的風味,並非在某一刻突然出現。
它是在環境與時間的交互作用下,慢慢累積而成。

不同的坡向、光線與濕度,
讓每一片茶葉呈現出細微的差異。
這些差異,構成了風味的層次與深度。

茶園を歩く

Begi が訪れたのは、嘉義・大籠頂。
私たちが知りたかったのは、
台湾の茶園が、日々の選択の中で
どのように風味の起点を形づくっているのか、ということでした。

土地の条件、製茶の技術、
そして茶農が長年培ってきた感覚。
それらは互いにつながりながら、
茶のあり方に影響を与え続けています。

その延長線上で、
私たちは新しいかたちで
台湾の風味を捉え直そうとしています。

茶園での判断と時間の積み重ねが、
やがて、一杯の中で感じ取れる味わいとなっていくのです。

Begi 造訪嘉義大籠頂,
我們想理解的是,台灣的茶園如何在日常的選擇之中,形塑出風味的起點。

土地的條件、製作的技術,以及茶農長年累積的感覺。
這些元素彼此連結,持續影響著茶的樣貌。

而在這條延伸線上,
我們也嘗試用新的形式,重新理解台灣的風味。
從茶園開始的判斷與累積,
最終成為杯中能被感受到的味道。

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